【簡単な紹介】
R言語とは、1984年、AT&Tベル研究所で開発された統計処理言語であるS言語を参考に、ニュージーランドのAuckland大学のRoss IhakaとRobert Gentlemanにより学生の教育を目的に開発された。オープンソースとして開発が継続されているため、世界中の専門家が磨きをかけ、パッケージを追加し、現在では、FDA内部やGoogleでも使用されるに至っています。 Sの先を行くという願いを込めてRと名付けられたそうです。しかし、その短い名称が徒になり、ネットでの関連情報の検索は困難でした。そんな状況を打開するため、Rjpwiki(後述)のような関連情報の集積場所が出来ることとなりました。
【R本体のインストール】
- The Comprehensive R Archive Network のサイトへ行く。
- "Download and Install R"の"Windows"をクリック。
- "base"をクリック。
- "Download R 2.10.1 for Windows"をクリックすると、ダウンロードが開始。
- ダウンロードが終了したら、そのファイルをダブルクリックして指示にしたがってインストール。
- デスクトップにできたショートカットをダブルクリックして起動。
- 次のスクリプトを実行
asia<-subset(nations, region=="Asia")
europe<-subset(nations, region=="Europe")
t.test(asia$area, europe$area)
- ヘルプ ?foo、help.search("foo")
- 終了 q()
- R上で、install.packages("Rcmdr") と入力。
- ダウンロード元を選択して、しばし待つ。
- R上で、library(Rcmdr) と入力すると、Rcmdrが起動。
利点!
- 無料。ちなみに、JMP 8.0.1 は、176,400円、Dr.SPSS2は102,900円、エクセル統計2008は、41,580円
- OSを選ばない。Windows、MacOS X、Linuxなど主要なOS版がある。
- オープンソースなので、バグの修正や統計学の新しい理論の適用が早い。
- リソースが圧倒的に英語→英語の勉強になる。解決策:Rjpwikiの利用、日本語R関連図書
- コマンドで操作→慣れると、かえって便利。解決策:Rcmdrパッケージ
- データ→データのインポート→テキストファイルまたはクリップボード、URLから…
- 統計量→平均→独立サンプルt検定…
- データ解析環境「R」―定番フリーソフトの基本操作からグラフィックス、統計解析まで (I・O BOOKS)
- R Commanderハンドブック
- Rによる保健医療データ解析演習 (Computer in Education and Research)
- Rによる統計解析
- CRAN(英語) 総本山CRANの筑波ミラー
- The R Journal(英語) 無料公開のオンラインジャーナル。不定期刊行なので、RSSフィードを登録しておくとよい。
- Rjpwiki 日本語情報の集積所。疑問があれば、まずここを当たるとよい。
- R-Tips 統計解析フリーソフトRの備忘録頁。日本語マニュアルとして有用。全文PDFファイルもある。
- Rによる統計分析
- Rによる保健医療データ解析演習(中澤港先生)
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