2010年7月28日水曜日

医療紛争と謝罪


医療メディエーター協会北海道支部主催のメディエーターベーシックコースのファシリテーターを務められた先生から、雑誌「医療安全」の連載「医療紛争と謝罪“Sorry Works Movement”」をもとに、謝罪に関する基礎を講義頂いた。
謝罪とは何か?
  • プロセスとしての謝罪=謝罪行為+謝罪受容
  • 謝罪行為には、責任承認、共感表明の2種類がある。
  • 謝罪行為には、「受容せよ」という要求のニュアンスが含まれてしまう。
  • 謝罪受容には、心理的安定、謝罪行為と向き合う構えが必要なので、時間を要する。
  • 共感表明の謝罪が、責任承認として誤解されることがある。
アメリカにおける情報開示と謝罪促進の動向
謝罪が訴訟に及ぼす影響
  • 訴訟において謝罪が取り上げられることは少ない。
  • 慰謝料が減額されることがある。
  • 責任承認にあたる謝罪では、過失を証明する証拠とされることがある。

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