今日の仕事の合間に話題になったこと3つと間奏曲として3つのTED講演。但し、それぞれのスピーチは話題とは関連がありません。講演者の名前をABCで揃えてみただけです。
Ashton manual(ベンゾゼアゼピン依存症)
Beers Criteria(ビアーズ基準)
Choosing Wisely(無駄な医療)
2014年2月26日水曜日
NOAC学習会メモ
最近立て続け上市された医師会で開催されたNovel Oral AntiCoagulantの学習会のメモ。
ワーファリン vit K anagonist (II, VII, IX, X 「肉納豆」、「なにくそ」の生合成抑制)
ワーファリンの投与は、心原性脳卒中を4.5%から1.4%に減らし、出血を1.3%から2%に増やしている。これと比較して、NOACは如何に?というのが下記試験。いづれもNEJMに発表されている。
ワーファリン vit K anagonist (II, VII, IX, X 「肉納豆」、「なにくそ」の生合成抑制)
ワーファリンの投与は、心原性脳卒中を4.5%から1.4%に減らし、出血を1.3%から2%に増やしている。これと比較して、NOACは如何に?というのが下記試験。いづれもNEJMに発表されている。
2014年2月5日水曜日
ユマニチュードの4本の柱
NHKで「ユマニチュード」の番組を観て、ネットで見つけた記事 "L'Humanitude, une philosophie au service des personnes âgées"の一部を訳してみた。
Cette méthode de soin repose sur un changement global de comportement des soignants :
本ケアメソッドはケア従事者の行動の世界的な変化に立脚する:
- Le regard : Il doit s'échanger face à face, les yeux dans les yeux, à hauteur du visage ;
- 眼差し:同じ高さで、顔と顔、目と目を交わす。
- La parole : Elle doit annoncer et expliquer chaque geste ;
- 語り:為すことを全て予め知らせ、声を掛けながら行う。
- Le toucher : Il s'agit de transformer le "toucher utilitaire" en "toucher tendresse" ;
- 触れ合い:「掴む」ことから「添える」ことへの転換が大切。
- La verticalité : Exit les toilettes effectuées au lit et les patients qui ne quittent plus leur matelas. Pour Yves Gineste, une personne âgée correctement accompagnée peut et doit vivre debout. La verticalité est l'une des caractéristiques qui nous distingue des animaux, d'où l'importance de lever la personne.
- 直立:床上での排泄や寝たきり患者をなくす。イブ・ジネストにとって、正しく付き添えば、高齢者は起きて生活できる。直立は、我々が動物と異なる特性の一つであり、そこに人を起こすことの大切さがある。
この4つの教えを実践すると傾聴が可能となり、ケアが改善する。状況と高齢者に応じた行動をするという条件付きだが。
参考文献
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高齢者医療
2014年1月8日水曜日
ベニテングタケ、サリン、マラチオン
中毒症候群(toxidrome)は臨床症状で下記に分類される。
なかでも、2番目のcholinergicの症状の記憶法は、“SLUDGE-BBB” (Salivation、Lacrimation、Urination、Diarrhea、Gastrointestinal upset、Emesis、Bronchorrhea、Bronchospasm、Bradycardia)や"DUMBBELLS"(Diarrhea、Urination、Miosis、Bradycardia、Bronchospasm、Emesis、Lacrimation、Lethargy、Salivation、seizures)が有名。
原因物質には、旬なもの、身近なものが多い。マラチオンなどの有機リン系殺虫剤、カーバメート(カルバミン酸塩)、クサウラベニタケ、ツキヨタケ、テングタケ、イッポンシメジ、タマゴタケモドキなどのキノコ 毒やフィゾスチグミンなど。そもそも、ムスカリン自体が、ベニテングタケ(Amanita muscaria)に由来している。拮抗薬として、ベラドンナ(Atropa bella-donna)に由来するAtropineを用いる。
- Sympathomimetic toxidrome
- Cholinergic toxidrome
- Anticholinergic toxidrome
- Salicylate
- Serotonin
- Opiate toxidrome.
- Sedative/hypnotic toxidrome.
なかでも、2番目のcholinergicの症状の記憶法は、“SLUDGE-BBB” (Salivation、Lacrimation、Urination、Diarrhea、Gastrointestinal upset、Emesis、Bronchorrhea、Bronchospasm、Bradycardia)や"DUMBBELLS"(Diarrhea、Urination、Miosis、Bradycardia、Bronchospasm、Emesis、Lacrimation、Lethargy、Salivation、seizures)が有名。
原因物質には、旬なもの、身近なものが多い。マラチオンなどの有機リン系殺虫剤、カーバメート(カルバミン酸塩)、クサウラベニタケ、ツキヨタケ、テングタケ、イッポンシメジ、タマゴタケモドキなどのキノコ 毒やフィゾスチグミンなど。そもそも、ムスカリン自体が、ベニテングタケ(Amanita muscaria)に由来している。拮抗薬として、ベラドンナ(Atropa bella-donna)に由来するAtropineを用いる。
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