● 人は時間が経つと忘却する。実際、レポートでの論述は、講義前半のことよりも後半でのことのほうが多かった。しかし、これは仕方がないことで、だからこそ忘却を遅らせるための工夫が講義に必要とされる。
● エピソード記憶は以下のように関心や自己関与の度合いでランク付けされている。 実際、下記の順で論述内容が多かった。
- 体験(実習、家族、自分、友人)→全体的関与
- 物語(ドラマ、漫画)→感情移入
- ヒトゴト(講義、ニュース)→視覚・聴覚
● 講義では、物語、動画などによる疑似体験の工夫が必要。若月俊一先生が著書「村で病気とたたかう」でも「巡回診療に、演劇、紙芝居、指人形、映画などをもって行く」としており、健康教育における物語の重要性を説いている。実際、講義では、授業で紹介した下の動画に関するコメントが多かった。患者の物語を聴くだけではなく、患者に物語の文法で語りかけることの研究も今後必要になってくるのかもしれない。
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